小泉構文 というものをご存知だろうか?
自由民主党の国会議員 小泉進次郎氏が使ったことで広まった構文のことを言う。
「難解である」とされる構文であり、だからこそ難解とされる構文なのである。
私に託された使命は、この難解な構文の解析である。
使命は果たすためにあるからして、使命を果たすために全力を尽くしたい。
最も有名な小泉構文として、はっきりとではないがおぼろげに浮かんでくるのは下記の構文である。
「今のままではいけないと思っている。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っている。」
実に難解である。
早速だが、この解説、結論から先に記載する。
このメッセージは「今の(世界の環境破壊が続く状況の)ままではいけないと思っている。だからこそ、日本は(この状況を作り出した誤った行動を今後も繰り返し続けるような)今の(対応の)ままではいけないと思っている。」
要約すると、「今現在も続いている環境破壊を止めるために、新たな対策を実行せねばならない」なのである。
前段の「今のままではいけない」と、後段の「今のままではいけない」の対象となる事柄が異なっていることに留意せねばならない。
一見すると、「同じ事を繰り返した」「何も考えてない」くせに反省してないように映ることは小泉進次郎氏の問題であるとして反省してもらいたいと考えるかもしれない。
しかしそれは全くの誤解であると指摘せねばならない。
氏は、日本人の最低限の日本語読解力があれば、簡単に分かるこの構文を理解出来ないのかと声を上げたいのを必死に抑えていると推察される。
それを声に出してしまえば、反発は免れないであろうからだ。
ゆえにこれは、日本人の国語力の低下に警鐘を鳴らす意味もあるのだと推察される。
小泉進次郎氏は、保守を標榜する自由民主党の国会議員なのだということを、古き良き日本を守ろうとする政治家なのだということを、まざまざと見せつけられる。
氏のその圧倒的な日本人力に圧倒された愚かな日本国民が、そのちっぽけなプライドを守るために「小泉構文」と名付けて揶揄したつもりか?と指摘するしかないのである。
愚かな小泉進j、、日本国民は目を覚まさねばならないのだ。
長くなってしまった。次に行こう。
小泉構文の代表作その2である。
「リモートワークもできるおかげで、公務もリモートで出来るものが出来たというのは、リモートワークのおかげですから、そこは非常に良かった」
またもや、実に難解である。
小泉進次郎は日本語をきちんと使えないのかという指摘もあるやもしれない。
しかしこれも大いなる誤解なのである。
また結論から書こう。
「リモートワークもできる(気運が広がった)おかげで、公務もリモートで出来る(内容の)ものが出来たというのは、リモートワークの(出来るツールが実務に耐えうる品質になった)おかげですから、そこは非常に良かった」
よし、読者さん、あんたの言いたいことは分かった。
分かったからちょっと落ち着いて最後まで付き合って欲しい。
サクサクいくから。な?な?
その3
「約束は守るためにありますから、約束を守るために全力を尽くします」
これが「具体策は?」という問いの答えになっていないと指摘され、難解さに拍車をかけている。
答えずに逃げたとの心無い指摘もある。
しかしこれは明確な回答であることを下記に示したいと思う。
「(一般的に)約束は守るためにあ(ると言われてお)りますから、約束を守るために(具体策の立案と実行に)全力を尽くします」
要約すると、「具体策はこれから全力で考えます」と言っているのである。
「答えていないじゃないか」という批判は全くの誤解なのである。
日本人の国語力の低下を嘆くしかない。
具体策などなくても高い目標を掲げる強い信念と、具体策をこれから全力で考えて下さるという心強い言葉を発する、我らが頼りな...志高き小泉進次郎氏を信頼せずにいられようか。
この志高き小泉進次郎氏に対する劣等感にかられた愚かな日本国民が、逃げるなと揶揄することがいかに破滅的かということを、指摘せねばならない。
念の為、氏は「約束は守る」とは一度も言っていない点にも留意せねばならない。
実現しなかったとしても、氏の責任ではない。
全力さえ尽くせば、実現の可否は問われないよう綿密に計算し尽くされた無責n、、聡明さもうかがえよう。
大切なのは結果ばかりではないのである。どんな志で、どのように取り組んだのか、そのプロセスや心に光を当ててこそ、我々の世界は輝くのである。
さて、小泉構文である。
解析をすると、理解が進んだのではないだろうか。
小泉進次郎氏は、少し言葉足らずなのかも知れない。
しかし、よく考えて頂きたい。
ただひたすらに日本語力が欠落しているのは小泉進次郎氏なのか?それとも日本国民なのか?
答えは明白なのである。
小泉進次r