就活の面接で見られる事って、色々あると思いますが。
大事なことの一つは、「綺麗な表現で本音を伝えられるかどうか」ではないかなぁと思ったりしています。
ビジネスの場では、本音を綺麗な言葉で伝えなければなりません。
「変な人ですよね、あの人」
ではなくて、
「個性的ですよね、あの人」
と言える能力があるかどうかは、思ってる以上に重要な気がします。
「弊社の志望動機は?」
「給料です!」
では困るわけですよね、社会人として。
入社して仮に営業していて、
「どうしてオタクと契約するの?」
「うちに利益が出るからです」
ではダメなので。
「おたくのところの利益ばっかりだな」と言われてしまえば、契約出来ません。
じゃあ、「利益なんて本当は求めていません!」と言えばいいのかというと、そりゃ嘘ですね。「じゃあタダで」と言われたら返す言葉もないですし。
「もちろん、我々も利益は大切ですので、利益を度外視してお付き合いすることは出来ません。ただ、利益が上がれば何でも良いとも思っていません。我々がもし「利益さえ上がれば良い」と思っていたら、我々は別の売り方をしています。そんなのは我々の本当に望むものでもないし、お客様が望むものでもないと思っています。価格以上と言えるかはわかりませんが、価格に見合う商品とサービスはお届け出来ると思っています。ご満足頂きたいと思っています、決めるのはお客様ですが、少しだけお時間頂けませんか?」
会社に入ると、嘘をつかずに、建前でもなくて、どんだけ綺麗に本音を表現する能力があるか?という表現能力がとても大切な場面があったりするのではないかと思います。
面接で見られる大切な要素の一つが、その表現能力なのかなぁと。
もちろん、その表現されたことを実際に実行しているか?も見られますが。そっちは過去の話をするしかなく、目の前で見られないので、信じるか信じないか相手に委ねられています。
なので、面接の場で、目の前で見られるのは、主にその表現能力になる。
「あいつ上手いこと言って面接通りやがった」なんて思ってしまうのですが、上手いこと言う能力が社会人としてとても大切であるということかもしれません。
まぁ口だけ上手い人もいますので、なんともかんともですけど。
面接で、「志望動機は何ですか?」に、嘘をつかずにどんだけ綺麗に本音を表現出来るかは、まぁとても大切なんだと思ったりします。
悪口を要望に言い換えてみたり、怒りを提案に変えてみたり、自分は本当は何を伝えたくてそんな感情になっているのかを、立ち止まって考えてみる訓練は有効かもしれません。
就活をされるみなさま。面接、頑張っていきましょう。