深読み気分を満喫するブログ

人生とはなんぞや?人間とはなんぞやー?

日本経済を復活させる? トンデモ経済学

リフレ派?MMT?緊縮?積極財政?

フフン。

そんな事では日本を立て直す事はできません。

確実に日本を立て直す方法をお伝えしましょう。

 

簡単に言うと、それは国債の返済」です。

そうすれば、日本経済は復活します。

え?「国債の発行」で「財政出動」しなきゃいけないのでは?フフン。違いますよ。

え?「政府のプライマリーバランス黒字」大事ってこと?フフン、違いますよ。

 

説明しましょう。ポイントは「通貨の量=実体価値」というバランスです。

 

かつては、金本位制で通貨発行していました。

金の量=通貨=実体価値」でバランスが取れていた

 

これが、管理通貨制度に変わりました。

それは、「金の量=通貨<実体価値」になったからです。

戦争による急速な軍事装備の増産に、戦費調達が追いつかなかったのが要因でした。第二次世界大戦が終わっても、それまで無かった大量の実体価値(自動車やテレビや何やら)が生まれました。

「金の量=通貨の量」のままだと、実体価値に対して通貨が足りません。

金本位制を廃止して、管理通貨制度にした目的は「実体価値=通貨」のバランスを取ることです。

 

管理通貨制度は、金の量に関係なく、信用創造で通貨が増えていく仕組みです。

戦後の世界は、どんどん実体価値が増えていくので、通貨も自動的に増える仕組みにした。

この時代はこれがうまく適合します。

 

しかし、ある時から、実体価値はもう増えなくなってきました

一方で、通貨だけは必ず増えます。そういう仕組みだからです。

ある時を境に、お金ばかり増えて、通貨は実体価値に対する使い道を失った

それが分かる事例が、バブルです。

使い道を失った通貨は、「土地」や「株」という実体価値のない金融資産に大量に使われるようになり、土地バブルが起こったのが1980年代の日本であろう。

リーマンショックもいまの中国の土地バブルも、使い道のない過剰な通貨の問題である。

バブル時代、もはや日本円は増えすぎて、通貨価値を失っていたとも考えられます。

「対ドルで」とか「対ユーロで」とかではなくて、「実体価値に対して」通貨が多すぎる

世界中がそうなっていますから、為替相場はそこそこになりますが、そもそもそんなに金がいらないわけです。

通貨が多すぎるわけですから、通貨価値は暴落します。それは物価上昇を意味します。インフレなわけです。

経済成長によるインフレから、少しずつ通貨価値暴落によるインフレへと変遷していったわけですね。

 

実体価値に対する貨幣価値は、どれくらい下がったか?

日本はかつて多子社会で妻は専業主婦でしたが、父親1人の収入で例えば7人8人の家族全員が食べていけたくらいに通貨価値は高かった

今や、1人の収入は1人の生活を支えるだけでも精一杯なくらいに日本円の通貨価値が暴落している。

それは通貨が増えすぎてしまったからで、お金が少しずつ紙クズ化している。

 

バブルでお金を発行しすぎた。

そこで財政出動したって無駄なのです。

既に余ってるから、相変わらず実体価値に対する使い道がなくて、株価や土地が値上がりするだけです。土地代が上がれば家賃も上がるし、庶民には大変。実際そうなっています。

国民にお金を配っても、使ったお金は資産家に集まります。資本主義の仕組みです。

資産家はもう実体価値には使い道がないくらい実体価値を持ってます(更に車50台追加で買っても仕方ない)ので、株やら土地を買うしか使い道が残されてないわけです。

 

現状の「通貨>>>実体価値」の崩れ過ぎたバランスを「通貨=実体価値」にしていくことが日本の経済政策となる。

 

原因は「実体価値に対して、使い道ないまま既に膨大に余っていて、今後も増え続けるお金」です。

考え得る対策は2つ

「通貨>>>実体価値」の「実体価値を増やす」か「通貨を減らす」です。

ほら、答えが近づいてきましたか?

 

日本は今(世界もそうですが)、実体価値を増やして通貨発行量に追いつこうと一生懸命ですが、もはやそこまでの実体価値は生まれてきていませんし、そんな事してる間に、通貨と実体価値の差は広がるばかり。なんなら、追いつくには既に差が広がり過ぎています

 

そこで有効なのが、「お金を減らす」です。

日本は今、貨幣を発行し過ぎた状態です。

日本にある資産価値よりもお金が異常に多い。

有り余った紙クズで、株価やら土地だけ上がってる。加えて輸入価格高騰によるコストプッシュです。

 

ならばそのお金を消せば良いのです。

現代の通貨は、「借金により生まれ、返済によって消える」。お金を消す方法は借金の返済です。

そう、今こそ「国債返済」なのです。

日本は1000兆円もの国債を発行していまして、市場に通貨を過剰に供給しています。あまり過ぎてるんですよ。あまってはいけないのではありません。あまり過ぎが問題なのです。

しかも幸いなことに、ほとんどが自国通貨建ての国債ですから、日本円で返済出来ます。素晴らしい。

日本円で返済出来ますから、市場に溢れている日本円を回収すれば良い。回収方法は、税金です。

つまり、「増税して国債返済」します。

え?この不況で増税?と思われたでしょうが、その通りです。ただし、消費税とかではありません。

有り余った通貨を消したいのです。

上述しましたが、減らしたい(回収したい)余剰なお金は金融資産に集まっています。

手段は「金融資産課税」です。金融資産への税金を上げて税金を徴収します。金融資産は資産家が持ってますから、そこから集めるわけです。資産家から取る税金になるので、弱者に優しいなおかつ「余剰なお金」が集まっている場所なので、「通貨=実体価値」のバランスを取り戻すために、効率的です。素晴らしい。

所得税法人税や消費税は「実体価値」の貨幣への課税ですから、いずれの税金もいったん減らします。

「実体価値」に対する「貨幣量」は残さなければいけませんので。

 

金融資産への課税?

そんな事したら株の投資家が逃げて日本の株価暴落するぞ!と思われた方。そうです。日本の株価は下がります。ただし、同時に国債返済で通貨が消えますから日本円の価値が上がります。見た目の「株価」は下がりますが「減収か?」と言うと、そうではない。それくらいのバランスで課税していきます。

 

「金融資産課税→国債返済」これが日本経済を救い出すことになります。

これにより何が起こるか?

多くの国民の給与は額面で変わりませんが、国内に流通する通貨量が減ることで通貨の価値が上がり、物価が下がります。

経済学的には「デフレ」っぽくなります。

見た目のGDPは下がりますし名目賃金も変わりません。

しかし、貨幣価値が上がり物価が下がる分だけ実質賃金は上がり、可処分所得が増え、生活は余裕が生まれます

かつ、貨幣を減らせば、対外の円の価値は上がります。円高になるわけで、海外からの輸入物価が安くなるので、コストプッシュインフレが是正されます。

土地(金融資産)の売買に課税されますから、土地取引が減少して地価が下がり、家賃が下がります。出店料等が下がりますから、国内物価もついでに下がります。

金利はその時々ですが、低めが望ましいです。デフレですので。ついでに、長期的に見れば低金利ならば金利返済分の借金(通貨発行)が減ります。通貨発行せず、原則として今ある貨幣を利用しながら、その通貨を国債返済で減らしながら、経済を動かしていく。

企業は賃上げに躍起にならなくても大丈夫です。貨幣価値が上がり、物価が下がりますから、給与を上げなくても、勝手に賃上げになります。

ついでに言えば、値下げをしても利益は確保できますし、多少は値下げをしなくても構いません。貨幣が減るので貨幣価値が上がり、物価は相対的に安くなる。

輸出企業は為替レートにより輸出の利益が減りますが、大丈夫です。輸入するモノの価格が下がると同時に、国内の物価も下がりますから、仕入れ価格は下がり、利益率が上がります。なんなら、輸入にばかり頼るのではなく、国内企業からも安く買えます。

安値で作れるなら、輸出価格の値下げも出来ます。為替レートでやられても補充は可能かもしれません。

それでもなお厳しければ、国が補助します。多少は金融資産課税から割り当てても良いかもしれません。いずれにせよ、輸出は減りますが、国内の需要は喚起されます。

国内で安く作れるならば、国内産業が活発になりますから、国内企業の国際競争力も上がり、雇用が生まれ、なおかつ安定します。

すると、国内の循環型の経済が復活して、日本の景気は上向いていくわけです。

高齢者も、年金額は変わりませんが、貨幣価値が上がり、物価が下がりますから生活は楽になります。

若者も高齢者も、もう一度、一億総中流が戻ってきます。

需要が喚起され、消費が増えていき、デフレ不況が解消されていきます。

国債が返済され、貨幣価値が上がり、プライマリーバランスも是正される。企業業績は改善し、国民生活も改善する。景気も回復する。全員WINなのです。いやー、素晴らしいですね。

 

そして、「実体価値=通貨」のバランスが取れたタイミングで、その時の金の時価と通貨を等価交換する形にするのです。

金本位制に戻す、という事です。

実体価値はもう増えませんから、「金=通貨=実体価値」でバランスを取るわけです。

本来の通貨は「実体価値との等価交換」のために存在するのであって、金融資産の存在がおかしいわけですからね。

 

さぁ、今こそ「国債返済」なのです。

今の日本にとって望ましい経済政策となるはずです。

 

緊縮財政?積極財政?政府の財政赤字MMT?フフン、まだまだですねー。

 

とまぁ。ツラツラと頑張って考えて書いてみましたが。

このトンデモ経済理論は、割とそれっぽいでしょうか?どうでしょう?考えていると面白くなってきたので、記事にしてみました。

ちなみにこの経済理論は、トンデモですからね!トンデモ経済学!

経済学は長い歴史の中でいろんな派閥がありますが、MMTも、積極財政も、緊縮財政も、もしかしたら単に「それっぽい」だけのトンデモ経済学かもしれませんよね。しょせん人間が考えた理論ですから。

 

ということで、何が言いたいか。

日本の優秀な方々よ!がんばっていただいて日本経済を良くしてくれよー!(他人任せ)